「本を読んでも内容を忘れてしまう…」
「自己投資として読書したいけど、どんな本を選べばいいのかわからない」
「本代が高くて続けられない」
こうした悩みを放置すると、せっかく読んだ本が知識にも成果にもつながらず、自己投資どころか“自己満足の消費”になってしまいます。
この記事では『投資としての読書』(本山 裕輔著)から私が学んだ内容をベースに、私自身が実践して効果を実感した方法を整理しました。
本の選び方からコストを抑えるメルカリ活用法、学びを資産化するアウトプット術まで、再現性の高いノウハウを紹介します。
この記事を読むことで「どの本を読むべきか迷わない」「本代に悩まず効率的に学べる」「読んだ知識を仕事や収入に活かせる」ようになります。
読書はやり方次第で最強の自己投資になります。
本選び・メルカリ・アウトプットの3ステップを実践すれば、読書は確実にあなたの成長と成果につながります。

本文
読書はなぜ自己投資になるのか
読書が自己成長につながる3つの理由
読書は最もコストが低い自己投資のひとつです。
まず、少額で多くの知識を得られます。1冊1500円前後の本から、著者が数十年かけて積み上げた経験を学べるのは破格の価値です。
著者に直接会いに行っても、本一冊分の知識は教えてくれないですし、著者のセミナーに通うより破格で体系的な知識を享受する事ができます。
また、出版社(特に編集者)の目も入っているため、一定以上のクオリティが担保されています。
次に、自分の課題や悩みに直結するテーマを読めば、その知識はすぐ問題解決に繋がります(そのために本を読んだあとは積極的に行動に移しましょう)。
最後に、毎日30分読むことを継続するだけで年間数十冊をこなすことができ、確実に差を生みます(私自身は是非通勤電車で読むことをおすすめします。スマホで時間を潰すよりも生産的な日々を送れるようになるでしょう)。
成功者が読書を欠かさない根拠
ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットなど、多くの成功者が「読書家」として知られています。
彼らは時間の大半を本に投資し、自らの意思決定や事業のヒントを得ています。
読書は単なる知識の蓄積ではなく、意思決定を最適化するための、自分自身への最高の投資手段です。
読書を自己投資に変えるための本の選び方
自分の課題に直結する本を選ぶ
自己投資として読書するなら、まず「今の自分が抱える課題」にフォーカスすることが大切です。
例えば営業力を伸ばしたいなら営業本、時間管理に悩むなら生産性の本を選びます。
関係ない分野に広く手を出すより、直近の課題解決に直結する本が成果につながります。
目次から「使える本」を見抜くコツ
本を買うなら、近くの品揃えの豊富な書店に行きましょう。
そして、本を買う前に必ず目次を確認しましょう(実際の本をパラパラめくれるのが実店舗のメリットです)。
目次はその本の設計図です。「今すぐ使える具体的な方法」「他の本にはない視点」「主張の根拠の明確さ」が見えるかどうかがポイントです。
また、内容をざっと見ることで、難易度やその本の雰囲気など、より自分にあっているかも確認することができます。
目次や内容をざっと見て、あなたの心が動けば、その本は投資効果が高い可能性があります。
わかりやすさ×深さで本を選ぶ軸を持つ
良書は「わかりやすさ」と「深さ」を兼ね備えています。
表面的な知識だけでは行動に結びつかず、難解すぎる本は読み切れません。
内容をざっと見るときに、この2軸を基準に自分なりの物差しを持つことで、無駄な読書を減らし投資効果を高められます。
読書を投資にする「メルカリ回転読書法」
新品購入→すぐに売却でコストを最小化
読書を自己投資に変える最大のコツは「メルカリ活用」です。
本を新品で購入し、読み終わったらすぐに定価の100〜200円引きで出品します。
人気の新刊ならすぐ売れるため、実質数百円で読める計算です。
これにより、金銭的ハードルが大きく下がり、読書量を増やせます。
また、金銭的ハードルが下がるということは、読書への心理的ハードルが下がることにも繋がります。
ぜひ気楽に本を読んでみてください。
売らない本は電子書籍で買い直す選択肢
すぐ売却と提案させていただきましたが、当然「どうしても手元に残したい本」に出会うこともあります。
その場合は無理に売らない、もしくは電子書籍で買い直す方法がおすすめです。
電子書籍の場合は場所を取らず、いつでも再読できるので合理的です。
売却と買い直しを組み合わせることで、本棚も財布もスッキリ保てます。
自己投資としての読書を活かすアウトプット術
問い・答え・根拠で1枚にまとめる方法
読書を自己投資にするにはアウトプットが欠かせません。
効果的なのは「問い・答え・根拠」でまとめる方法です。
自分が持つ疑問(問い)に対して、本の中から答えを抜き出し、その根拠を整理します。
これを1枚にまとめるだけで、記憶に定着し再利用もしやすくなります。
この「問い・答え・根拠」は、内容をまとめるときにも役に立ちますが、読んでいる最中でも役に立ちます。
「問い」を持って本を読むと、「答え」にスムーズに近づけますし、その「根拠」も探して読むと納得感もあり、記憶にもより定着します(これを最後にまとめるとより記憶に定着!)。
ブログやSNSで発信して知識を資産化する
まとめた内容をブログやSNSで発信すると、自分の思考がさらに整理されます。
他者に伝える過程で言葉を磨けるだけでなく、コンテンツとしてストックされ将来の資産になります。
読書ブログは人口全体の1%未満と希少であり、将来的に、自分の「名刺」として機能する点も大きな価値です。
他者の目を意識することで習慣化できる
ブログで発信すると「人に見られている」という適度な緊張感が生まれます。
この外的要因があることで読書とアウトプットが習慣化しやすくなります。
結果として自己投資の効果が累積していくのです。
読書を続けるための習慣づくり
時間よりも「回転数」を意識する
読書量を増やすコツは「回転数」を意識することです。
1冊を完璧に理解しようとせず、とにかく多くの本に触れる方が学びの幅は広がります。
新品購入とメルカリ売却を繰り返すことで、この回転サイクルが自然に生まれます。
1冊から20%を学び取れば十分
本の内容すべてを吸収する必要はありません。
重要なのは全体の20%にあたるエッセンスだけです。
パレートの法則に従い、要点をつかめば十分に自己投資として成立します。
大事な2割をメモに残すだけでも行動は変わります。
読書の目的を持って読むことの重要性
目的意識を持たずに本を開くと、内容が頭に残りません。
「この本から何を学びたいのか」を決めてから読み始めましょう。
先ほどお伝えした「問い・答え・根拠」の「問い」の部分ですね。
目的が明確なら、必要な情報が自然と目に入り、読書効率が格段に上がります。
まとめ│読書を自己投資に変える3つのポイント
本の選び方を工夫する
自分の課題に直結する本を選び、目次や軸を使って効率よく良書を見抜くことが重要です。
メルカリ活用でコストを抑える
新品で購入し、読み終えたらメルカリで売却。残したい本は電子書籍で買い直す。このサイクルでコストを最小化できます。
アウトプットで知識を資産化する
問い・答え・根拠で整理し、ブログやSNSで発信することで学びが資産になり、読書が最強の自己投資に変わります。
行動を促すまとめ
読書はやり方次第で「ただの趣味」にも「最強の自己投資」にもなります。
その違いを生むのは、本の選び方・お金の使い方・アウトプットの仕方の3つです。
この記事で紹介したように、
- 自分の課題に直結する本を選ぶ
- メルカリを活用してコストを抑える
- 読んだ内容を整理し発信して資産化する
この3ステップを実践するだけで、読書は確実に成果に結びつきます。
今日から始められる小さな一歩は「今の自分の課題に合う1冊を選び、新品で買って読むこと」です。
読み終えたらすぐに1枚で要約し、メルカリに出品してみてください。
行動することで読書が本物の投資になります。
あなたの学びが資産に変わる読書法を、ぜひ今から実践してみてください!
また、興味があったら『投資としての読書』(本山 裕輔著)とても良書でしたので、是非お手にとって読んでみてください!

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