「いよいよ来週から新しい会社へ…」
期待に胸を膨らませる一方で、「新しい環境に馴染めるだろうか」「人間関係はうまくやれるだろうか」といった漠然とした不安を感じていませんか?
実は、その不安のほとんどは「準備不足」から来ています。
こんにちは!来週(2025/7/1)から新しいキャリアをスタートさせる、一人の転職者のaraiです。
私自身、期待と不安が入り混じる中、ある一冊の本に出会い、入社前にやるべきことが明確になり、不安がかなり解消されました。
それが、名著『転職1年目の教科書』です。
この記事では、この本から学んだ「転職成功の鍵」を、私自身のリアルな経験と準備を交えながらご紹介します。
この記事を読み終える頃には、あなたの不安は、私と同様に、自信に変わっているはずです。
準備①:過度な期待はNG!「初日の現実」を知っておこう
転職活動中はあれだけ「来てほしい」と重宝されたのに、入社した瞬間、あなたは「その他大勢の社員」の一人になります。
私たちが転職初日を「特別な日」と感じるのとは裏腹に、受け入れる会社、特に多くの転職者が入社する企業にとっては「よくある一日」に過ぎません。
「歓迎会は開かれないかもしれない」 「初日のランチは一人で食べることになるかもしれない」
『転職1年目の教科書』が示すように、このくらいの現実的な期待値でいることが、心の平穏を保つ秘訣です。
さらに、忘れてはならない視点があります。
それは、あなたの入社を快く思わない人もいるかもしれない、という事実です。
あなたが配属されることで、昇進が遅れたり、仕事の役割が変わったりする人がいるかもしれません。
周りは決して敵ではありませんが、いきなり手取り足取り教えてくれる「新人研修モード」ではないのです。
私たちは「即戦力」として採用された「ただの新顔」。周りが「お手並み拝見モード」なのは当然のこと。
では、どうすればいいのか? たった一つ、効果的な方法があります。それは、
「わからないことがあった時に質問できる”世話役”を、上司に指名してもらうこと」
です。
「これから業務でご迷惑をおかけすると思いますが、まずどなたに質問するのが一番スムーズでしょうか?もしよろしければ、一人ご指名いただけると大変助かります」
このように依頼すれば、相手も「公式な役割」としてあなたをサポートする大義名分ができます。
あなたも心理的なハードルが下がり、質問しやすくなるはずです。
準備②:第一印象は準備が9割!最強の「自己紹介」を用意する
人間関係は第一印象が肝心です。
そして、転職者にとって最初の関門が「自己紹介」。ここで成功するかどうかが、あなたの転職ライフを大きく左右します。
ポイントは2つです。
- 明るく、元気に、ハキハキと!(これは基本中の基本ですね)
- 貢献意欲とセールスポイントを明確に伝える
具体的には、以下の要素を盛り込みましょう。
- これまでの経歴と得意なこと(実績)
- この会社でどう貢献したいか(貢献意欲)
- 出身地や趣味など、親しみを感じさせるパーソナルな情報
【+αの深掘り】「で、君は何ができるの?」への必殺回答を用意せよ
自己紹介とセットで、必ず聞かれる質問があります。それは「で、結局あなたは何ができる人なの?」という問いです。
これに即答できるかどうかが、あなたの価値を決めると言っても過言ではありません。
『転職1年目の教科書』では、以下の3点セットで答えることが推奨されています。
- 何ができるか(効能): 相手にとってのメリットを伝える
- 何をやってきたか(実績): 具体的な経験や成果を伝える
- どんな状況で成果が出るか(適用例): 自分の強みが活きる場面を伝える
絶対にやってはいけないのが「何でもできます」という回答。
これは「何もできません」と言っているのと同じで、専門性のない器用貧乏だと思われてしまいます。
【実践例】私が用意した自己紹介はこちら!
これらのポイントを踏まえ、私が来週(2025/7/1)に向け、実際に用意した自己紹介がこちらです。
ぜひ、あなたの自己紹介作りの参考にしてください。
【経歴・実績】 本日からお世話になります、〇〇(名前)です。 前職ではメーカー系のシステム開発会社で25年間、品質保証(QA)を担当しておりました。要件定義からリリースまで一連のQA経験に加え、グループ会社の品質担当講師も務めていました。特に、予期せぬトラブル対応には自信があり、最後までやり抜く粘り強さが私の強みです。
【貢献意欲】 まずは一日も早く御社のやり方をキャッチアップし、これまでのQA経験をどう活かせるか考え、貢献していきたいです。 また、今回の「QAエンジニアリングマネージャー」という役割と、自身の興味から、ChatGPTやClaudeなどを有料で使い込み、生成AIの業務活用を研究してきました。特に趣味であるモバイルアプリ開発にAIを導入したところ、驚異的な生産性向上を実感しています。この知見を活かし、新しいQAチームの立ち上げや業務効率化にも貢献できると考えております。
【パーソナル情報】 出身は◯◯県の◯◯市で、現在は◯◯市に住んでいます。中学◯年生と小学◯年生の子どもがいます。 趣味はジムで汗を流すことと、自分でモバイルアプリを開発することです。どうぞよろしくお願いいたします!
【まとめ】最高のスタートは「準備」で決まる
転職は、大きな環境の変化です。不安になるのは当然のこと。
しかし、その不安は「正しい心構え」と「具体的な準備」で、自信に変えることができます。
- 過度な期待はせず、現実を知ることで心を穏やかに保つ
- 最強の自己紹介を準備し、最高の第一印象を勝ち取る
あなたも、入社までの残り時間、ぜひこの2つの準備に時間を使ってみてください。
あなたの新しいキャリアが、最高の形でスタートできることを心から応援しています!
▼今回、私が学んだ最高の教科書はこちら
『転職1年目の教科書』 転職活動のノウハウ本は数多くありますが、この本は「入社後」のリアルな悩みに寄り添ってくれる唯一無二の一冊です。
転職を考えている人にぜひおすすめします。
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