「現職に戻りたくない…」休職中のあなたが転職を考えるのは自然なこと
休職期間中、「もう現職には戻りたくない」「新しい環境でリスタートしたい」と思う方は多いです。
私自身もメンタル疾患(パニック障害)で休職した際、何度か転職を考えました。
しかし、結論から言うと、休職期間中の転職はおすすめしません。
焦らずしっかり準備し、自分の価値を最大化できるタイミングを待つことが大切です。
経験者が断言する「休職中に転職しない方がいい」3つの理由
1. 休職期間中の転職は「自分の安売り」になってしまう
休職中はどうしても自信を失いがちですし、転職活動でもその影響が出てしまいます。
企業側の目線で考えると「この人は入社してもまた休職してしまうのでは?」と不安視され、書類選考で落とされやすくなります。
また、仮に内定が出ても、条件面(年収やポジション)が下がることが多いです。
元気でやる気に満ちた人と同じ土俵で戦わなければならず、どうしても不利になります。
自分の価値が下がっているタイミングで転職するのは、非常にもったいないのです。
もちろん、どうしても現職に戻れない事情がある場合は例外ですが、そうでない限りは復職してからの転職を強くおすすめします。
2. 休職中の転職活動は想像以上にストレスフル
転職活動は、健康なときでもストレスが多いものです。慣れない日程調整、面接、企業選び、結果待ち――これらは心身に大きな負担となります。
私も復職後1年半して万全な状態から転職活動をしましたが、それでもかなり大変でした。
特に圧迫面接のような場面では、メンタルが大きく揺らぎました。
もし休職中だったら、立ち直れなかったかもしれません。
休職中の不安定な状態で転職活動をすると、症状が悪化するリスクも高まります。
まずは自分の健康を最優先しましょう。
3. 復職には会社のサポートがある。まずはそれを最大限活用しよう
多くの会社には復職支援のためのプログラムや制度があります。
私の会社では、復職直後は「出社訓練」や「産業医・保健師面談」、業務内容や残業の配慮など、さまざまなサポートがありました。
すべての会社が同じとは限りませんが、何らかの支援や配慮が用意されているはずです。
まずは現職のサポートを活用し、心身の回復を最優先にしてください。
まとめ:休職中は「充電・準備期間」と捉えよう
私自身、休職中に転職しなかったことを心から良かったと思っています。
復職して1年半、心身ともに充実してから転職したことで、納得のいくキャリアチェンジができました。
休職中は「充電期間」「準備期間」と捉え、焦らず自分を整えることが最優先です。
転職は、元気を取り戻してからでも決して遅くありません。
あなたの価値を最大限発揮できるタイミングで、次の一歩を踏み出しましょう。
【体験談・アドバイスが必要な方へ】
もし、どうしても今すぐ転職したい、現職に戻れない事情がある方は、無理をせず専門家や信頼できる人に相談してください。
一人で抱え込まず、最善の選択を一緒に考えていきましょう。
あなたの未来がより良いものになるよう、心から応援しています。
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