Flutterでよく使われるデザインパターン[Provider]

Flutter

Providerパターンは、Flutterアプリケーションにおいて状態管理をより簡単にするために使用されるデザインパターンです。このパターンでは、特定のWidgetツリー内で共有されるデータを提供する「Provider」と呼ばれるオブジェクトを作成します。

具体的には、以下のような手順でProviderパターンを実装することができます。

  1. モデルクラスの作成 まず、アプリケーション内で共有されるデータを持つモデルクラスを作成します。たとえば、ToDoアプリケーションであれば、ToDoオブジェクトを持つ「ToDoModel」というクラスを作成することができます。
  2. ChangeNotifierクラスの作成 次に、モデルクラスを継承した「ChangeNotifier」クラスを作成します。このクラスは、状態が変更された場合に通知を送信するために使用されます。たとえば、ToDoModelに変更が加えられた場合に、ChangeNotifierを使用してWidgetに通知することができます。
  3. Providerの作成 Providerは、Widgetツリー内で共有されるデータを提供するオブジェクトです。Providerを作成するには、「ChangeNotifierProvider」クラスを使用します。以下は例です。
ChangeNotifierProvider(
  create: (context) => ToDoModel(),
  child: MyApp(),
);

この例では、「ToDoModel」クラスのインスタンスを作成し、Widgetツリー内で共有されるようにします。このProviderは、子Widgetである「MyApp」に渡されます。

  1. Consumer Widgetの使用 Providerを使用する場合、状態変更に合わせてWidgetを更新する必要があります。このために、「Consumer」Widgetを使用することができます。以下は例です。
Consumer<ToDoModel>(
  builder: (context, toDoModel, child) => Text(toDoModel.todo),
)

この例では、ToDoModelを監視して、変更があるたびにText Widgetを更新します。ToDoModelが変更されるたびに、Text Widgetの中身が更新されます。

以上のように、Providerパターンを使用することで、状態管理を簡単に行うことができます。Providerは、共有されるデータを一元的に管理するため、アプリケーション全体で状態を一貫して保つことができます。

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